MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『さよならテレビ』

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引き続き、第七藝術劇場にて。
2019年東海テレビ放送製作作品。
監督:土方宏史
数々の話題作を送り出す東海テレビドキュメンタリー劇場第12弾です。
かつて、情報や娯楽を提供するメディアとして隆盛を誇ったテレビ。だが、今やテレビを持たない若者も珍しくない。マスメディアの頂点でジャーナリズムの一翼を担ってきたテレビが、“マスゴミ”と揶揄されるようになって久しい。今、テレビの周辺で何が起きているのか?
テレビ局自身が自らテレビの現在を追った作品です。しかし、本編の中でも言われていましたが、「これで何を撮りたいの?」という質問に対して、ディレクターは「テレビが今どうなってるの」という漠然とした答しか返さなかったので、「何じゃそれ?」と思いましたね。もっと焦点を絞って、(ドラマやバラエティーではなく)報道番組における視聴率の考え方とか、政治権力の監視はいかに行われているのか?とか、働き方改革と報道現場の在りかたとか、本編でも触れていたテーマを深掘りしてほしかったな、と思います。
【追記】これを見て一番驚いたのはテレビ局の記者に「派遣社員」というものが存在するということでした。有期の契約社員でもどうかと思いますが、派遣というのは驚きです。報道現場の根幹とも言うべき記者を派遣社員でまかなっているというのが報道機関としてどうなんだろう、と思いました。
ちなみに、本編で派遣で来ていた記者は1年で契約終了となり、その後はテレビ大阪で勤務していたようでした。