MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『2人のローマ教皇』 9:50

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今年最初の1本はこれです。
シネマート心斎橋 スクリーン2にて。
2019年 Netflix オリジナル映画。
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:アンソニー・ホプキンスベネディクト16世)、ジョナサン・プライス(ベルゴリオ枢機卿)、他。
2012年、当時のローマ教皇だったベネディクト16世と、翌年にその座を受け継いだホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿。実話に基づいて2人の対話を描き、カトリック教会における歴史的転換点の裏側に迫る作品。
これは最近見かける Netflix オリジナル作品の劇場公開版です。
中心となるのは上にある通り、教皇ベネディクト16世とベルゴリオ枢機卿の対話です。ドイツ出身で保守派のベネディクト16世アルゼンチン出身で改革派のベルゴリオ枢機卿ですが、ベルゴリオ枢機卿も軍政時代に体制寄りと批判され、イエズス会の要職を解任された過去をもっているなど、簡単に保守対改革という図式では考えられないものがあります。
また、ベネディクト16世はスキャンダルと高齢のため、「生前退位」を表明しましたが、教皇は事実上の終身制が不文律で、過去を見ても13世紀以来無かったことだとか。踏み切るには勇気が要ったでしょうね。