TOHOシネマズなんば シアター3にて。
2018年 映画「この道」製作委員会作品。
監督:佐々部清/出演:大森南朋(北原白秋)、AKIRA(山田耕筰)、貫地谷しほり(菊子=白秋の妻)、松本若菜(松下俊子=白秋の不義の相手)、小島藤子(記者)、由紀さおり(『からたちの花』歌手)、安田祥子(『からたちの花』歌手)、津田寛治(菊池寛)、升毅(秦彦三郎)、稲葉友(室生犀星)、伊嵜充則(高村光太郎)、佐々木一平(萩原朔太郎)、近藤フク(石川啄木)、松本卓也(大手拓次)、柳沢慎吾(鈴木三重吉)、羽田美智子(与謝野晶子)、松重豊(与謝野鉄幹)、他。
詩人・北原白秋と音楽家・山田耕筰が出会い、現在も歌い継がれる童謡の数々が誕生していくさまを描いた作品です。ただ、出来事の流れをなぞっただけの感がありますね。
作品は昭和27年に行われた白秋没後10年のコンサートの指揮をした山田耕筰が記者の質問に応える形で、北原白秋の後半生が語られます。なお、普通は回想シーンがセピア調で描かれたりしますが、本作では昭和27年がセピア調で、回想シーン(こちらが大半)が鮮やかな色調で描かれると逆の構成でした。
【余談】作中には与謝野晶子や石川啄木など、実在の詩人たちも多数登場しますが、与謝野夫妻以外は無名俳優というのもちょっと残念!
【余談2】昭和27年の山田耕筰(AKIRA)は禿頭でしたが、見ている内に麿赤兒(大森南朋の父)に見えてきました。不思議です。(^_^)