https://digital.asahi.com/articles/ASM4H3CDVM4HUTNB002.html
京浜東北線しか止まらないＪＲ川口駅に、宇都宮・高崎線、湘南新宿ラインといった中距離列車が止まるようになるかもしれない。埼玉県川口市はＪＲ東日本に長年、中距離列車停車を要望してきたが否定的な回答が続いていた。ところが、昨年暮れにＪＲから初めて前向きの回答を得たとして、市は今年度予算に調査費２７５０万円を盛り込むなど期待が高まっている。
元々、関東の京浜東北線と並行する宇都宮・高崎線（東北本線）とは、国鉄時代から乗換えを考慮した構造になっていないので、「乗車駅から目的駅まで京浜東北線で行ってね」という思想で運行されてきたという歴史があります。なので、中距離列車（快速のようなもの）が停車しても停車駅以外には恩恵が少ないため、あまり停車駅の拡大は行なわれてこなかったものと思います。記事にもあるように川口の場合は赤羽と隣接しているため、連続停車となるなどの問題もあります。
記事によると東京方面行ではなく、「新宿・湘南ライン」（池袋～新宿～渋谷～湘南方面）の電車を停車させるかもという話のようですが、どうなるでしょうね？
ただ、記事にもある通り「宇都宮・高崎線」や「湘南新宿ライン」は中距離列車という想定で、ある程度の距離を乗る人のために運行しているものなので、川口のように都心から近い駅にはあまり停めたくないのがＪＲの本音ではないですかね？
