MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

【社説余滴】危険タックル問題の敗者 西山良太郎(朝日新聞デジタル)

  https://digital.asahi.com/articles/DA3S13648367.html

3カ月に及んだ日大アメリカンフットボール部による危険タックルの問題で、関東学生連盟が下した結論には不合理な印象がぬぐえない。選手が負うべき責任と、処分によって失うものが見合っているとは思えないからだ。
選手を追い詰め、規則に反する危険タックルを命じた監督とコーチに「追放処分」を課した。当然だろう。
しかし、監督から一方的な指導が横行する環境で、やむを得ず危険タックルに及んだと認定しながら、該当選手に加え、チームまで今季の公式戦でプレーをする機会を禁じた。4年生はこの不名誉を背負ったまま卒業することになる。ここまでの連帯責任を課すべきだとは思えない。

この記者はこの処分を連帯責任と捉えていますが、その時点で見方が古いんじゃないか、日本大学以外の各加盟校の懸念が分かっていないんじゃないか、と思います。
当初、関東学生連盟の加盟校が春の交流試合・定期戦での対戦を拒否した理由は日本大学のチームの体質を懸念し、関学戦で危険タックルを行なった選手個人の問題ではなく、危険タックルを行なう(行なわせる)ようなチームと対戦したくないというものだったはずです。
これを受けて、関東連盟は日本大学にチームの体質改善を図ってもらい、「その成果を確認して」秋のリーグ戦で対戦しましょう、ということでの処分になったはずです。決してこの記者が書くような「連帯責任」での処分ではないはずです。この点で、この記者には「問題の本質が見えてないのはあなたじゃないの?」と言いたいです。