「退職刑事」シリーズの4冊目です。引退した刑事(通称:退職さん)がやはり刑事をしている息子の話を聞いて、真相を推理する安楽椅子探偵ものの短編集です。
昔(戦前)の東京を知る主人公が息子の話を聞きながら、それに絡んだ昔話を語る(形を借りて著者の蘊蓄が語られる)のも売りのひとつでした。ただ、初稿からかなりの年月が経過していて、当時でも若い人には通じなかった話は今ではまったく通じなくなっているので、逆にくどすぎて本筋の邪魔になっている感は拭えないですね。
「退職刑事」シリーズの4冊目です。引退した刑事(通称:退職さん)がやはり刑事をしている息子の話を聞いて、真相を推理する安楽椅子探偵ものの短編集です。
昔(戦前)の東京を知る主人公が息子の話を聞きながら、それに絡んだ昔話を語る(形を借りて著者の蘊蓄が語られる)のも売りのひとつでした。ただ、初稿からかなりの年月が経過していて、当時でも若い人には通じなかった話は今ではまったく通じなくなっているので、逆にくどすぎて本筋の邪魔になっている感は拭えないですね。