MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『ホームレス ニューヨークと寝た男』 20:20

シネ・リーブル梅田1にて。
2014年オーストリアアメリカ合作映画。
原題:Homme Less
トーマス・ヴィルテンゾーン監督作品。
ニューヨークで家を持たずに生活しているファッションフォトグラファーの男性マーク・レイに密着したドキュメンタリー作品です。
日本で考えるホームレスと言えば「薄汚い」というイメージを持ちがちですが、このマーク・レイはファッション業界で活動し、ビシッとしたスーツ姿で闊歩しています。
カメラは彼の「日常」を追い、彼が「どのように」暮らしているか、という映像が展開されますが、「なぜ」そういう暮らしをしているのか、という点はなかなか語られません。以前住んでいたアパートを立ち退いた際にはまとまった額の立ち退き料を貰ったと語っていたので、手狭でもいいので新しいアパートを探すのは難しくなかったはずです。彼はしがらみの無い風来坊を気取っていましたが、終盤には現実を見据えた本音も漏れていました。
【追記】映画中でも語られていましたが、他人のアパートの屋上に侵入するのは犯罪(日本でも同様)です(^_^;)。