MAROONのなんでも diary

MAROONの身の回りの諸々を雑多に書き連ねている日記です。(はてな日記からの移行です)

『赤龍の女』 20:40

シネ・ヌーヴォXにて。
監督:市川徹、出演:美崎悠 、 武智健二 、 遠藤憲一我修院達也 、 他。

大阪のとある街。暴力団・黒澤会の組員ばかりを狙った連続殺人事件が発生。捜査によると 被害者はすべて鋭利な刃物による斬殺だった。鮮やかすぎるその手口は誰がみてもプロの仕業だった。黒澤会幹部の荒巻は犯人の割り出しを急ぐ。しかし焦りとは裏腹に犠牲者ばかりが増え続けていった。そんな中、組長が雇った殺し屋の調査により、ひとつの手がかりが浮かび上がる。それは「赤龍」という謎めいた言葉。そして「朝比奈家一家惨殺事件」という10年前の凄惨な事件。わずかな情報を元に、黒澤会は全力で犯人を追う。だがそれは、忌まわしき10年前の記憶を呼び起こす、新たな事件の始まりだった…!


う〜ん、期待していただけに外れたときの喪失感は大きかったですね。
一番ひどかったのが音響です。室内シーンでは残響音のせいか、くぐもった音、あるいはいわゆる「割れた」音になっていて聞き苦しいし、屋外(ビルの屋上など)では周囲の騒音に声がかき消されそうになるなど、聞くに耐えないものでした。いくら屋外の同時録音といってもあれはひどすぎです(-_-)。
以下ネタバレ注意。
「赤龍」の正体についてある程度推測が付くのは仕方が無いにしても、あんなにあっさり正体から住まいまで割れてしまったのではお話になりませんね。
荒巻(遠藤憲一)のボディーガードを務める中国マフィア出身の梅花(和泉奈保)との対決を楽しみにしていたのですが、予期せぬ展開で決着が付き、肩透かし。あの登場人物が突然錯乱して射殺ってそれはないでしょう(-_-)。あまりにも突然すぎますよ。
で、さぁ、荒巻と赤龍の対決と思って見ているとこれも予想外の横槍で決着ですか。監督はアクション映画をなめてるのか!(怒)
組織が雇った殺し屋・音松三兄弟(我修院達也、他)もコメディーパート担当にしても違和感ありすぎです。
また、せっかくJAEから参加の武智健二君も期待のアクションシーンはほとんど無く、殴られて気を失っていたり(冒頭のシーン)、由衣<赤龍>を連れて逃げる役周りなど、気の毒でしたねぇ(^_^;)。